2019 Japan IT Week に行ってきました。

過去最多780社が出展ということで1日では細かく見ることができませんでしたが、IoT、AIについては一通りチェックしてきました。
展示ブース
IoTについては具体的な製品の紹介というより、開発請け負いますっていう感じの出店がいくつかありましたが、以前はなかったPLCをIoTのデバイスとして使用する製品が複数社から出てました。
今まではセンサーやGWを新しく設置して通信するものしかなかったんですが、すでに工場などにあるPLCから情報をクラウドに集めて遠隔で管理や監視をするというもの。
もっと前からあってもおかしくなかったものですが、いよいよ本格的にIoTを進めていける状況になった印象です。
PLCメーカーが提案しているのかと思ったんですが、そうではなく、各PLCメーカーに対応した製品とのこと。
提案すると面白いかも。

ARゴーグルが複数社から製品紹介されてたのが目につきました。
ホロレンズほどの機能はなさそうですが、安価で軽いものが紹介されていました。ニーズが高いんでしょうね。
SoftBankさんのセミナーでも少しARメガネ(?)を使ったラグビーワールドカップサテライトスタジアムの動画を紹介してましたが、
ぱっと見サングラスみたいなメガネでARしてました。(電脳メガネの時代が来た感じです)


中電(本体)さんもIoTブースを出してたのでのぞいてみました。
今やってるプロジェクトのお話をしたら三山さん、天野さんを紹介いただいて名刺交換。
たまたまお客さんで来てたOpenBlocksのメーカーPlat’Homeの柴田取締役とも名刺交換させていただきました。(ラッキー♪)
ブースで紹介されてたOpenBlocksが名刺サイズぐらいの大きさでびっくりでした。

5Gセミナー
今回のIT Week のセミナーで5Gとソフトウェア開発を受けてきました。
5GセミナーはSoftBankの野田さん、KDDI(au)の原田さん、docomoの谷さんの講演でした。
各社5G基地局の設置など頑張っているようで、数年すると5Gが使えるようになるみたいですが、しばらくは4Gとの併用となるようです。
SoftBankさんの話が面白かったんですが、5Gで通信速度が速くなるのと位置情報がセンチ単位で取得できるということで、(5Gでなのかどうかは未確認)5Gを使用した重機(ユンボ)の遠隔操作のデモンストレーションをやってました。
ほかの会社も自動運転や車の位置情報をセンチ単位で取得する実験や車の遠隔運転などもやってました。
5Gが本格的に使えるようになったら、遠隔運転や遠隔地のイベント参加や旅行をVRでリアルタイムでできるようになるかも。
仕事も在宅勤務でVR出勤とかできそう。今のうちにVR酔い耐性を付けておこうかと真剣に思ってしまいました。
Microsoftソフトウェア開発セミナー
MSさんのドリュー・ロビンスさん、NTTDataの須田さんの講演でした。
「最新技術」という題名だったんで、ノーコードプログラムやクラウド開発の話を期待してたんですが、アジャイル開発やDevOps、CI/CDの基本的な話で真新しい感じがしませんでした。
確かにドリューさんのおっしゃる通り実際にやっている開発現場は極まれなので、それを危惧されている感じの話でした。
私個人的にはフレームワーク開発を先行してやる手法を基本的にやってきているので、とても当たり前の話に聞こえたんですが、確かに一般的にはやらない手法ですね。
NTTDataさんの話は社内の開発で取り入れた手法や技術の話でした。
やはり、CI/CD、DevOpsは必須のようですね。
今後は大規模アジャイルをやっていくそうです。事例で半年のスパンで100人規模で決済システム構築を行ったということで「とんでもないなぁ」って感じでした。
今後、DevOpsだのCI/CDだのを本格導入していくのであれば、ノーコードやローコードは必須という印象でした。
「プログラミングの民主化」という概念のようです。
我々も生き方を考えないといけませんね。
短期的にはノーコードプログラム技術を習得して導入サポート的に仕事はありそうですが、長くは続かないでしょう。
いずれにしても勉強しないと生きていけないです。