IoT共創ラボセミナー 2019 に行ってきました

IoTNEWSさんとMicrosoftさんのセミナーに行ってきました。
最初はIoTNEWSさんの紹介でしたが、IoTNEWSには最新情報だけでなく、
GDPのでーただったり、IoTの利用状況だったりと、いろいろ使えるデータも公開しているということでしたので、
使わせていただこうと思います。

今年度初めの総務省のスマートIoT推進フォーラム総会2019では「ことづくり」がキーワードでしたが、もうすでに「ことづくり」が当たり前になっているようです。
中国のアリババさんフーマーフレッシュの紹介がされてました。
サービスとしては特にすごいというものではありませんでしたが、「商品をかごに入れる」「決済する」「袋に詰める」「持って帰る」という行為がすべてデジタル化されていて、それぞれでどちらを使うかをユーザが決めれるというところが革新的ということでした。
いわゆる「デジタルツイン」というものをサービスにした感じです。
言われてみれば確かにその通り。
「デジタルツイン」とは、例えば理科の実験を実際にやるのではなくコンピュータ上で疑似的にやるみたいな考え方。
今までは工場などで実際と同じものを仮想的に作成して生産性シミュレーションとかを行うという感じでしたが、B2Cにしてしまったという発想がすごいですね。
アリババさんにはすでに顧客情報が大量に集まっており、どのエリアにどういった層のどういった人がいるかがわかっているので、出店計画で失敗したことがないそうです。
株式会社アールジーン小泉さん曰く、現代のDX(デジタルトランスフォーメーション)はデジタルが当たり前にあることが前提で、何を置き換えるかの全体像から計画を立てて実施すべきとのこと。
我々の業務の中にも、そういった目で見ると見えてくるものがあるかもしれませんねぇ。

面白かったのはMicrosoft松崎さんと福原さんのAzure IoT Edgeの紹介で、さっそく使いたいと思って聞いてました。
Azure IoT EdgeはAzureの機能をIoTデバイス(Edge)上でオフラインで使用できるというもの。
以前から存在は知ってましたが、OSなどの制約があるのかと思ってあまり興味を持てませんでしたが、OSはLinux(Ubuntuなど)でもよくDockerコンテナでデプロイできるということで、MSさんも柔軟になったなぁという印象です。
MSさんはどちらかというとユーザを抱え込むためにOSなどを限定して他社との差別化をしていたように思いますが、それではユーザが認めてくれないと考えたのか路線を変えてきたように思います。
今回の話ではラズパイとかのUbuntu上でAzure IoT Edgeのインストール(?)をするとAzureで作成したAIのモデルなどをDockerコンテナとしてダウンロードしてEdgeで実行できるそうです。
AIモデルの作成にはCPUやGPUを使用してかなり時間がかかる作業ですが、クラウドを使って高速に並列に作業して作成したDockerコンテナをEdgeAIとして使用できるとのこと。
しかも、複数のEdgeの管理も行えて画面でポチポチするだけでデプロイして動かせるみたい。
(どこぞのプロジェクトも乗り換えたほうがいいんじゃないかなぁ)
しかも、フレームワークや学習済みモデルもGitHubで上がってるものとかTensorFlowなども使えるらしい。
いやはや、素晴らしいです。
ただ、値段の話は一切ありませんでしたね・・・。

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